— わたしたちの想い
段差のない畝(うね)の
あいだを、ゆっくり歩いてほしくて。
観光農園は楽しい場所のはずなのに、足元の悪い畑、しゃがまないと届かない実、トイレまでの長い坂——。そういう理由で、行きたくても行けなかった人がいることを、わたしたちは知りました。
だからこの農園は、畝のあいだをぜんぶ平らにします。背の高い品種を多めに植えて、座ったまま、立ったまま、どちらでも実に手が届くようにします。木陰のベンチ、ゆったりめの通路、車いす対応のトイレ。あたりまえのことを、あたりまえに置いた農園にします。
きてくれた人みんなが、青空の下で、まる一粒を摘んで笑える夏に。
a hand, a berry, a summer.